創傷療法もチェック
傷跡が目立ちにくいほくろ除去方法
ほくろ除去は、コンプレックスを早急に除去できますが、傷跡が残ってしまうのも心配ものです。オーソドックスなほくろ切除治療は、保険も適応されやすいので費用負担を少なめにできます。ただ、ダウンタイムに関しては傷が落ち着くのに3カ月程の猶予が必要で、適切な経過観察を行なわなければ、傷跡が長期的に残るリスクがあります。跡を残すのを極力避けたいのであれば、特殊メスを用いた除去治療を用いるのが望ましいです。こちらでは、傷跡が目立ちにくくなる特殊メスを用いた療法に関することから、万が一傷跡が目立ってしまったときに利用すべき療法に関することをまとめています。
電気分解法で跡を目立たせない
メスの先端に電流を流して電熱を帯びさせてから、ほくろを焼き切るのが電気分解法。またの名を電気凝固法とも呼ばれていて、焼き切った箇所からの出血が少なめで、傷跡が残りにくいのが特徴です。このほくろ除去治療に関しては、5mm程の大きさをしていて、盛り上がったタイプのものを除去するのに向いています。電気分解法によるほくろ除去治療でかかる時間は、1つに対して2分から3分程と時間がかからないので、手短に済ませられます。ちなみに、電気分解法は健康保険が適応されにくい療法なので医療費は全額負担となりますが、リーズナブルなところだと6,000円程の金額で利用できます。
創傷治療法はほくろ除去の跡が分からない
患部を凍らせてから切り取る療法は勿論、電気分解療法、レーザーを用いた療法でもダウンタイム中のケアを間違えてしまえば、患部にあざのようなものが残ってしまう可能性もありえます。せっかくほくろ除去をしたのに、跡が目立ってしまっては元も子もないです。万が一、ケア方法を間違えてしまい、跡が目立ってしまった時のことを考慮して、創傷療法のことを頭に入れておくのがおすすめです。創傷療法は、美容皮膚科などで行なわれている皮膚再生療法。療法は、自己多血小板血漿注入療法やヒアルロン酸あるいはビタミンC誘導体注入、特殊光の照射療法など医薬品を用いたものから光を利用した方法まで幅広くあります。自己多血小板血漿注入は、人間本来の自然治癒システムを復活させて傷跡を目立ちにくくします。ヒアルロン酸やビタミンC誘導体には、傷跡を目立たせなくする力が、特殊光には肌細胞を活性化させる力が備わっています。どれを選んでも、ほくろ除去治療で生じた傷跡を目立たせなくするにはうってつけの療法であるのは間違いないです。ただ、それぞれの創傷療法は、効果が現れるのに費やす時間や費用が異なります。また、ほくろ除去跡がどの程度目立ちにくくなるのかも異なるので、治療効果に関することや費用はいくらほどかかるのかをクリニックごとで確認しておいた方が良いです。ほくろ除去治療後のダウンタイムで、ケア方法を間違ってしまった時の緊急対処法として役立つ創傷療法でも、事前に費用や治療効果が現れる期間に関することを把握しておけば、安心して利用できます。